2016年12月16日
最近テフロン加工に代表されるフッ素加工が有害であるとか無害であるとかネット上で議論されていますが、そういう観点からではなくアウトドア用の調理道具としてのフッ素加工に関して持論を述べたいと思います。
ブログ記事でよく目にするのが、トランギアのメスティンのフッ素加工です。

ブログ記事でよく目にするのが、トランギアのメスティンのフッ素加工です。

僕が愛用しているメスティンはフッ素加工などやっていませんが、このようにご飯を炊いてカレーライスにして食べてもこびりつくことはありません。

山に行ったり自転車でポタリングに行ったとき、水場が無い場合はティッシュペーパーで拭いて持って帰り、自宅でささっと洗うだけで綺麗になります。

確かにフッ素加工されているとふき取りがとても楽なんですけど、変色防止に米のとぎ汁やクズ野菜を煮てコーティングしたメスティンは煮炊き物で困ったことはありません。
但し、ベーコンを焼いたときにはさすがに少し焦げ付きました。
一方、ユニフレームの トレイルスクエアコッヘル3 (現在の山クッカー3) のフライパンはフッ素加工されていますが、あっという間に焦げ付きました。
お玉の下あたりが黒く見えますが、焦げ付きです。

そもそもフッ素加工は高温に弱いため、家庭用フライパンでも中火以下で空だきをしないように注意書きに書かれていますね。
耐久性も低く、さらにフッ素加工したメスティンは焼きなまされたように剛性も低下するし、個人的にはわざわざメスティンをテフロン加工する必要は全く感じません。
もちろん、ふき取り易さや焦げ付きにくさのメリットはあるので、使用環境によってはいい面もあるでしょうから完全否定はしませんが、最近焦げ付きにくいタークのフライパンを使うようになってますますフッ素加工の必要性を感じなくなりました。

メスティン最高!
Posted by pino at 00:00│調理道具