フジカ vs トヨラン

pino

2013年01月06日 00:00

正月のキャンプで一番試してみたかったのが、実は国産石油ストーブであるフジカとトヨトミのトヨランことランタン型ストーブの対決でした。



 
まずは初日の1月1日の夜にトヨランを、MSRバックカントリーバーンの中で使いました。
バックカントリーバーンは、一酸化炭素中毒を予防するために上部のメッシュ窓を少し開けておきました。

1月1日夜の外部の気温は1.7度で、とりあえず一晩中ストーブを焚いて一番冷え込むであろう翌朝の6時の気温で比較してみることにしました。

温度計は約40cmの高さのテーブルの上に置きましたが、これはローコットで寝ている僕の顔辺りの高さになります。



しかし、アラジン同様にあまり暖かくないと言われるレインボーと同じ構造のトヨランですが、トヨランがここまで暖かくないとはかなりビックリです。
一旦テントの外に出て入ってくると暖かいことは体感できるのですが、シュラフに入らずに椅子に座っていると体がガタガタ震えるぐらいで、温度計を見ると10度を下回っています。

仕方ないのでシュラフに包まってテレビを見ていました。

そして朝の6時、外気温は0.2度で室内温度は信じられないのですがたったの9.4度でした。

翌日は日記に書いたようにストーブ無しで寝ましたので、フジカのテストは最終日にやりました。

トヨランとの大きな違いは、火をつけた途端に遠赤外線で一気に暖かくなります。
これは、武井やアルパカなど、コイルで遠赤外線を放出させるストーブの最大の武器ですね!

そして室温もみるみる上がり、30分後後の室内温度は約16度でした。
なお、温度計は最初と同じ条件の場所で、遠赤外線が直接当たらない場所の温度です。

そして翌日の朝6時、外気温はマイナス1.6度とトヨランのテストのときよりもかなり低かったにもかかわらず、室温は16.7度でした。
これはあくまで約40cmでの高さでの温度すので、立ち上がってみるとかなり温度が高いのがわかります。

実はサーキュレーターを持参していたのですが、なぜかモーターが回らず今回は使わなかったのでストーブには不利な値ですが、でもトヨランにはかなりがっかりしました。

実はトヨランは横方向は暖かくないけど、上の天板はもっと暖かくなってお湯などは早く沸くものだと思っていたんですけどね。

ってことで、燃料メーターの故障と一部一酸化炭素を多く排出してしまうらしいという問題さえ理解しておけば、アルパカが一番キャンプの寝室向きかもしれませんね。


とにかくキャンプでのテント内での使用では対流型と言うのが駄目なのか、トヨトミのレインボー系は実用的ではないと思います。



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