自作 ピノグリルの作り方

pino

2016年02月27日 00:00

最近僕の周囲ではピコグリル風ピノグリルの自作が盛んで、女性キャンパーさんも自作なさっておられます。
なんといってもオリジナルのピコグリルと同様に、コンパクトでありながらよく燃焼して頑丈だというのがウケているんだと思います。


 
 
で、よく受ける質問がサイズと材料の入手方法なんですが、僕の場合今までサイズを測って作ったことはほとんどありません。
あと、丸棒を曲げるとサイズが伸びてしまうため、図面サイズと完成サイズに微妙なズレが出てしまいますが、とりあえず設計値をフレームの完成写真に書き込んでみました。
40mmと書いているのはステンレスパイプの長さで、それ以外はステンレス丸棒のサイズになります。
真上から見て正方形になるので、図には書いていませんが「くの字」に曲げた足の部分の横幅も234mmになります。



使用しているステンレス丸棒は、多くのホームセンターで手に入る4mmのものです。



そしてステンレスパイプは内径4mmのもので、カインズホームやナフコで手に入りますし、万が一在庫が無くても取り寄せてもらえると思います。



まずは4mmのステンレス丸棒をカットして・・・



・・・そして万力に挟んで少し大きめのパイプを使って・・・



・・・このように曲げます。



脚の部分は90度ではなくもう少し鋭角に曲げますが、同じ角度に曲がるように現物合わせで角度を紙に描いておきます。



そうして同じ形になるように修正しながら曲げれば、このようになります。



同じものを2個作ったら・・・



・・・内径4mmのパイプをカットして・・・



先ほど作った脚に半分差し込んでロウ付けしますが、ロウ付けや溶接ができない人はパイプをもっと長くして下まで差し込めば大丈夫です。



ロウ付けすると黒くなるので、バフで磨くときれいになります。



今度は上側の金具を、コの字型に曲げて作ります。



そしてパイプに差し込んで、抜けにくいようにポンチで凹ませたら・・・



・・・脚は完成です!



次に幅30cm、長さが21.5cmと、24cmのステンレス板を各一枚ずつ用意して、24cmのステンレス板の中心部が凸型になるように21.5cmのサイズに合わせてカットします。



そして長い方のステンレス板の出っ張った部分の中央と、それに重なる位置の短い方のステンレス板に3mmの穴をあけて、ステンレスのブラインドリベットで固定してから図のように出っ張り部分を折り曲げます。



あとは左右4か所のフックになる部分をカットして、脚に固定したら脚が開かないように紐でサイズ調整をして・・・



補強を入れる部分(パイプの上にフックが当たる状態でステンレス板の底が当たる位置)を決めて、横棒(3mmのステンレス棒)をロウ付けします。
ロウ付けできない場合は、針金を使ったりして脚が広がらないようにします。



これで足が完成しました。



試しにステンレス板を取り付けてみましたが、ばっちりでした!



今回作ったピノグリルで3台目ですが、高さやサイズなど今回のが一番気に入っています。












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