バッテリーボックスの改造（７）
先日紹介したアンダーソンのコネクターを、バッテリーボックスに取り付けました。
当初は蓋に装着しようと考えましたが、そうすると蓋を取り外した時を考えるともう一組コネクターが必要になってしまうことと、バッテリーと蓋を太いケーブルで接続してしまうと蓋の開け閉めのときに扱いにくくなることから、ケースの本体側に装着することにしました。
ケースにコネクターを直接ネジ止めするとキャップができなくなるうえ脱着もやりにくくなるので、厚めの塩ビ板でかさ上げしてネジ止めしました。
正面から見るとこんな感じです。
バッテリーボックスの蓋を取り付けても、コード引き出し口の下からコネクターが顔を出しているだけですので邪魔にはなりません。
と言うことで、配線をしました。
ケーブルは電子レンジのケーブル（アメリカの規格でAWG 10）と同じ太さの5.5ｓｑで、６０Aのヒューズを使用しています。
回路をバッテリーボックスの蓋に全て組み込んだため、バッテリーからのケーブル類はかなりシンプルになっています。
これでポータブル電子レンジ 『WAVE BOX』 もソケット（コネクター）で接続できるし、大変便利になりました。
しかし、ポータブル電子レンジ 『WAVE BOX』 の輸入元のカタログを見ると、こんなコンセント（以下の画像の赤枠で囲ったところ）をオプションで販売しています。
これって、３０Aまでしか対応していない
小型接地2P30A露出コンセントに見えるのですが違うんですかね？
メーカーの違いで形状が多少違っていても、規格は同じですので３０Aまでしか対応していないはずなんですけど（－－；
先日紹介した
USBアダプターも、シガーライターソケットを介さずに直接使えるように埋め込んで、使用したい時だけスイッチを入れて電気を送るようにしました。
と言うことで、必要だと思われるものは全て詰め込んで完成です！
おそらく、市販のどのバッテリーボックスよりも高機能じゃないかなと思いますし、コネクターはフォークリフトなどでも使われている製品を使っているのでパーツの心配も当分は無いですし、電子レンジだけでなくインバーターなど大電流を流すものでも安心して接続できます。
■以下２０１５年８月６日追加
電圧と電流に関して理解されていない、おそらくキャンピングカーの改造されている関係者と思われる方から以下のようなコメントをいただきましたので、ド素人の方にもわかり易い説明を追加させていただきます。
>これって、３０Aまでしか対応していない小型接地2P30A露出コンセントに見えるのですが違うんですかね？
そのコンセントは250vで30Aですので7500Wまで対応
ウェーブボックスは425W使いますので超余裕です
以下の写真は、ＳＯＮＹの初代ビデオウォークマン（TR-55）のカーバッテリー充電器のプラグです。
125V 4A と書かれていますので500Wまで使えるということですが、ではこの方のご意見が正しいとすると12V電源だと41Aまで流せるということになってしまう訳ですｗｗｗ
そんな馬鹿なことありませんよね！
耐圧や電流に関しては、コネクターメーカー大手の七星科学研究所のホームページにあるＦＡＱのQ４をご覧いただくとわかりますので細かいことは書きませんが、素人さんの意見はときにはとても危険な場合があるので、（僕の書き込みも含めて）注意してくださいね(^_-)-☆
仕 様バッテリーボイジャー M24MF容 量80Ah電 圧DC12Vバッテリープロテクター３０Ah 10.4Vで動作シガーライタープラグ２個USBプラグ２個大容量コネクター１個
【
以下追記】
まだしつこくワット数でどうのこうのと言っているキャンピングカー改造屋さんがいるので、もっと踏み込んで書きます。
僕がどう書こうと信用しないアホな人のために、
こちらのホームページの「電圧と電流の制限」より引用です。
交流では、その後に電圧がゼロになるので放電が止まりやすいのですが、直流では持続し易いため、小さな電流で使わなければなりません。例えば、AC125V定格のスイッチをDC125Vで使う場合は電流容量は約1/20になります。
因みに、電流と電圧の定格はそれぞれ別の理由から定められていることに注意してください。両者を掛け算したワット数は意味を持ちません。
ワット数の範囲内ならば電圧か電流どちらかが超えても良い、という誤解がありますが、これは間違いです。
このように、ワット数でとか言っている程度の低い人はどこでどんな勉強をしてきたのか知りたいものですねｗ
【
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