トーマスくんロードテスト

pino

2013年01月09日 00:00

正月の笠置キャンプで、今までよりも長時間トーマスくんのロードテストを行い、次なる制作に向けて問題点を洗い出してみました。
まぁ、問題点と言っても普通に使えないわけではないので、もしかしたら改造版を作らずに使い続けるかもしれないんですけどね(^^;



 
 
と言うことで、改善したいところを列挙します。

ひとつは、煙突の穴の周囲が熱変形することです。
これは、熱で煙突が膨張するため、ギリギリのサイズで穴を開けていると本体のステンレス板の煙突の穴が押し広げられるために起こってしまうのですが、穴を大きくすれば解決できることなのでそれほど大きな問題ではありません。
穴を大きくして隙間ができても、薪ストーブは燃焼により煙突側に空気が引き寄せられるドラフトが起こるので煙は漏れませんから、最初から思い切って大きめの穴にしておくべきでした。

もうひとつは煙突で、当日拝見した小川のちびストーブぐらいのサイズがスリムで良さそうなんですけど、小川の煙突は驚くほど高いので色々検討してたら、たとえばこんな排気ダクトが使えそうですね。
75φからサイズがあり、陣笠、Pトップ、ニップル、エルボーもありますね。

あとは以前から考えていたガラス窓ですが、ガラスは幸い自由にカットや研磨することが出来るので、耐熱ガラスを買って加工して取り付けてみたいと思っています。

そして一番大きな問題点は、トーマスくんは二次燃焼(クリーンバーン)システムを使っていないため、燃焼効率を下げると白い煙が出るし、燃焼効率を上げると薪がすぐに消費されてしまう問題です。
二次燃焼システムを使うと、蒸し焼き状になった薪から出るガスが燃えるので暖かく、しかも直接燃えるのではなく蒸し焼きなので燃費がかなり良くなり、排気も二酸化炭素が減りクリーンになります。

ただ、現状のままでは導入が難しいので諦めていたのですが、実用的に使うなら二次燃焼システムを導入するしかないと思い導入を検討することにしました。

その前に、今回の長時間ロードテストの写真をアップしますね。

薪に着火すると、温度が上がるまでこういう白い煙が出ます。



やがて温度が上がると煙は減りますが、この段階で薪投入口を閉めると酸素不足から白煙が出ます。



そしてもっと高温になって薪全体に火が回ると、薪投入口を閉じても白煙は出ません。



二次燃焼については、理科の実験で試験管に箸を入れてアルコールバーナーで蒸し焼きにしたときに出るガスに火をつけたことがあると思いますが、それとよく似たシステムです。

詳細は、こちらのブロガーさんがわかりやすく解説されています。

さて、問題はこの形状のストーブにどうやって二次燃焼システムを導入するかです。
当初僕は勘違いをしていて、煙突に近いところで二次燃焼をしないといけないものだと思っていましたが、そうでないことがわかった今かなり簡単な方法を見つけました。

既に材料の一部も買いました別の目的で買っていましたが、あとは取付金具をどうするかだけです。

時間はかかると思いますが、色々やれば楽しいでしょうね(^^)


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