バッテリーボックスの改造(5)
ディープサイクルバッテリーは、普通のバッテリーよりも放電に強いのが特徴ですが、それでも過放電にならないように使う方がバッテリーのためにはいいですし、電圧が下がってくると使用する機器類もまともに動かなくなってしまいます。
そこで、一般的には過放電すると警告音が鳴るものと、過放電すると遮断するバッテリープロテクターの2種類(もしくは両方の役割があるもの)が製品化されています。
愛車のサブバッテリーには、後者のバッテリープロテクターを取り付けていますが、お陰様で過放電を気にせずに使えていて大変重宝しています。
ということで、今回もバッテリープロテクター(バッテリーガード)を使うことにしました。
この製品を含めて、多くの製品が10Aまでの容量しかないため、リレーを使って大きな容量に対応させます。
ここで注意が必要なのは、車用のホーン専用リレーは長時間電気を流し続けるようにできていないので、リレーはライト用かインバーター用のものを選ばなければならないということです。
ということで、僕はインバーター用とされている製品を購入しました。
そしてもう一つの注意点は、リレーのON/OFFを単純なスイッチではなく半導体回路などで行う場合、リレーコイルは電源を切った瞬間に大きな逆起電力(サージ)が発生し、半導体回路を破壊してしまう高電圧を発生する可能性があるため、リレーコイルにダイオードを並列にプラスマイナスを逆に接続するようにして逆起電力を解消なくてはいけません。
バッテリープロテクターを買ってすぐに壊れたとクレームを書いている人は、おそらくダイオードを入れ忘れたのか入れなくてはいけないという知識が無い人だと思いますが、こんな初歩的なことも知らないで電子工作をする人ってちょっと無謀かなと思います。
この件に関しては、
こちらのページなどに詳しく書かれていますので、もしもご存じない方は参考になさってください。
ということで、実はまだダイオードが着きませんが、先に必要な個所の改造を済ませましたのであとはダイオードを取り付けるだけとなっています。
ちょっとゴチャゴチャしてきましたが、バッテリーに干渉しないように取り付けられました。
既にお気づきかもしれませんが、最初からバッテリープロテクターを取り付けられるようにと、中央のスペースを開けていたのですが、取り付けるかどうか最後まで決めかねていました。
ただ、電気製品を繋いだまま酔っぱらって寝てしまうこともあるので、少しでもダメージを減らすことと、10V以下になるとチャージが面倒なことになるので取り付けすることにしました。
これでバッテリーが一定以下の電圧になると、保護回路が働いて電源が落ちます。
電圧計だけはこの保護回路を通していませんので、保護回路が働いても電圧は計測できるようになっています。
ということで、あとはダイオードの取り付けだけですので、バッテリーボックスの改造記事はこれにて終了させていただきます。
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